大学生活打ち込んできたことがある。
そのためには寝食も金もなにもかも犠牲にしてきたし、そこから様々な経験を得て、人とおもしろいことをして、作り出してきた。
でも、それをそのまま面接で話すと「で?」ってなるんだよね。別に俺が作り出してきたものは売り物じゃないし、そのままじゃなんの『価値』にもならない。
問題解決思考をもって取り組みました、このような価値を生み出しました、ひとりでも多くの人と、得られたものは、成長、自己実現、ビジョン、だらだらだらだら
次の一文には「この経験を生かして御社で活躍したいです」がつくように作文して、推敲して、笑顔で語った。
全然違う。俺は楽しかったからやっていただけだ。長期的な計画なんてなかった。問題意識もなかった。楽しいことやってただけだった。そしてそれは俺の人生を確かに豊かにした。それ以上なんかわからない。一生わからないかもしれない。何十年かしたら答えが見えてくるかもしれない。
まばゆく輝く経験を、つまらない言葉でくくって、事前知識がなくてもわかるように、商業的に「使える」経験になるように説明して、自分の経験に泥を塗りたくって、出来上がった汚物を面接官はたいそう褒めてくれる。
認識の仕方を変えれば楽になれるかも? おまえさんが得たものの価値は、お金と交換できる種類のものではなく、ひとことで分かりやすく説明することも困難なことだろ? それをそ...
例えば俺は大学時代にものすごく同人活動に打ち込み、金も時間もすべてそれに注ぎ込んだ。 しかし、それは会社にとってはとてもどうでもいい。 それをアピールポイントとして訴えた...