内田樹さんがこういう類の事をおっしゃっていた。
自分が何を言いたいか、伝えたいかより、
相手がどのように受け取るかが大事だとはよく言われるが、
それはまさにこういうことだ。
相手がどのように感じるか、
あるいは受け取るかを想像することは非常に難しい。
物事と言うのは、
悪く捉えようとすれば幾らでも悪く捉える事ができる。
例えば、
「愛している。」
言葉で私を釣ろうとして中身が伴っていない、と受け取る人もいる。
君に会いに行きたい→こちらの事情を考えず発言している
例をあげたら暇ない。
言葉を届けたい相手が、
こちらを悪く仕立てたい時、
言葉なんて仮初で、
結果は受け手の受け取り方に握られている。
受け取り方や感じ方を拘束することは出来ない。
これは恋愛に限らず、コミュニケーションにおいて非常に大事なことだ。
好意のある受け取り方や感じ方を選択して貰う為に、
人は多くの試行錯誤をする。
仕込みの美学。