我輩は寝る前に死にたくなる系男子である。齢はハタチだ。もちろん彼女もいないし、大学でもぼっちでスクールカーストの最底辺でこいつよりマシだと他人に安心を与える存在である。
我輩は寝る前によく自殺する妄想をする。他人に幸せを見せつけられたり、些細なミスをしたり、一方的な被害妄想に苛まれたときによくする。それは銃でコメカミや眉間を撃ち抜くものであったり、首に縄を巻いて新幹線の最後尾にくくりつけられ引き回しにされるものであったり、電車に轢き殺されたりするものであったりする。それで何が変わるともないが、何故かそうすることで安心するのだ。
僕が死ぬことで、虐げてきた奴らに後悔させてやりたい。そう思いながら、死ぬ妄想をし、いつの間にか眠りにつくのだが、目が覚めても僕は死んでないし、もちろん現実が変わることもなく朝がくる。
しかし、そんな我輩もそうやって眠りにつくのはそろそろ嫌気がさしてるのだ。マイナスな妄想をしながら眠るのは、だんだん生気が削られてる気がするのだ。そんなことするくらいならxvideoで一発抜いて眠気を誘ったり、叶わぬ願いとわかってても橋本愛とデートする妄想をしながら切なく寝る方が100倍マシである。
早く我輩も次の日のの段取りを考えたり、その日あった良いことを思い出しながら寝たいものである。
そんなことを考えながら夜は更け、またくだらない毎日が始まるのだ。
一刻も早く風俗に行け。