諸事あって、声優さんとお喋りする機会に恵まれた。
以下、印象に残っているトピックを挙げてみる。
ごく一部の大物声優だけのランクが高く、あとは一様に低いという。
私「ランクが高いのは、三石琴乃さんみたいな人だけなんでしょうか?」
声優さん「え? ことのん? 低い低い。俺や彼女は下から数えた方が早い」
いつ逝去されてもおかしくないほどご高齢の、大御所だけのランクが高いという。
2. 食える仕事ではない
単価安いアニメの端役でも、数十人がオーディション受ける。オーディションは基本的に落ちるものだというのが業界の常識。
深夜アニメ、デジタルコンテンツは増加していて、仕事の数は増えている。
でも、予算がその増加に比例して増えてないし、増える見込みもない。だから声優が仕事1件あたりにもらえる報酬は減っている。
声優の供給過剰が予算のダウンサイジングに拍車をかけている。タダ同然で歌って踊って芝居してくれる若手声優が多すぎて、本当に食える仕事じゃなくなった。
プロデューサーに「タダで出演しろ」と言われることもあるという。
3. 売れる条件
芝居ができるのは当たり前。
業界で生き残るための条件は3つ。
1つ目は声に特徴があること。
2つ目は愛想がよく、先輩に可愛がられること。
3つ目は運。