2013-09-09

声優さんと話した

諸事あって、声優さんとお喋りする機会に恵まれた。

以下、印象に残っているトピックを挙げてみる。

1. ランク制は有名無実化している

 ごく一部の大物声優だけのランクが高く、あとは一様に低いという。

   私「ランクが高いのは、三石琴乃さんみたいな人だけなんでしょうか?」

   声優さん「え? ことのん? 低い低い。俺や彼女は下から数えた方が早い」

 いつ逝去されてもおかしくないほどご高齢の、大御所だけのランクが高いという。

2. 食える仕事ではない

 50代でもバイトしている人が普通にいるという。

 単価安いアニメの端役でも、数十人がオーディション受ける。オーディションは基本的に落ちるものだというのが業界常識

 深夜アニメデジタルコンテンツは増加していて、仕事の数は増えている。

 でも、予算がその増加に比例して増えてないし、増える見込みもない。だから声優仕事1件あたりにもらえる報酬は減っている。

 声優供給過剰が予算ダウンサイジング拍車をかけている。タダ同然で歌って踊って芝居してくれる若手声優が多すぎて、本当に食える仕事じゃなくなった。

 プロデューサーに「タダで出演しろ」と言われることもあるという。

3. 売れる条件

 芝居ができるのは当たり前。

 業界で生き残るための条件は3つ。

 1つ目は声に特徴があること。

 2つ目は愛想がよく、先輩に可愛がられること。

 3つ目は運。

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