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まあ、昔からある論争で、一言でいうなら『「子供」の「供」は「供え物」あるいは「従者」の意味だが、子どもは大人の供え物じゃないから「子ども」と書け』というやつです。これに対して『子供を「子ども」と書くのは言葉狩りだ』という勢力がいて、長年血で血を洗う戦いを繰り広げているのでした。
さて教育界ではどうなっているのかというと、公務員には「表記便覧」というものがありまして、作成文書の表記は基本的にはこれに沿うようにします。
で、地方公務員たる我々小学校教員もこれに従う訳ですが…おっと失礼、この時の「訳」はひらがなで書けと表記便覧にある…というわけで、「こども」表記も実は規定されています。
曰く、「こども」は「子供」と書くのが現在の規定です。そして「こどもたち」は「子供たち」と表記します。(少なくとも東京都では)
ちなみに10年ぐらい前は「子ども」「子ども達」だったらしい。
まあ、そんな状況ですので、いまだにネットで「教育現場では『子ども』と書くらしいが、そんなのうんたらかんたら」と語気を荒げる方を見かけるのですが、そっと言ってあげたい。
「その情報、もう古いです。」
でもこれ、どうせまた10年ぐらいしたら変わる気がする…もうさ、この論争いい加減どっちかに固定して欲しいんですけど…。
これって上の派閥争いの勢力図の結果なのかなあ…とぼんやり思っています。ぶっちゃけどうでも良い。
まあね、我々はお上の言うことに従うだけですけどね…しょせん(×所詮)公僕ですし。