2013-06-16

障害者の兄を持つ女性結婚を考えていた

http://anond.hatelabo.jp/20130615195013

結婚を考えていた彼女を、初めて自分の両親に会わせた時のこと。

はじめは彼女に対して愛想よくしていた両親だったが、彼女障害者の兄がいることを知ると、だんだんと雲行きが怪しくなってきた。

彼女の兄の面倒を将来的に誰がみることになるのか?とか、そういったことを執拗彼女に尋ね始めたのだ。

子供が生まれた時にその子障害者だったらどうしてくれるんだ?とか、挙げ句の果てには、彼女自身も知能が少し低いのでは?とか、そんなことまで言い出す始末。

さすがにまずいと思った俺は、両親に対してたしなめるようなことを言った。

それに対して、母親が俺に言った言葉死ぬまで忘れられないだろうな。

あなたもっと狡賢い大人に育てるべきだった。そうすればこんな悪い女に騙されずにすんだのに…」

なんていうかさ、世間ではバリアフリーとか、障害者暮らしやすい世の中にしていこうっていう動きをいたるところで目にするけどさ、そんなのはほんとに上っ面だけなんだなって思い知らされたよ。

結局彼女とはその後すぐに別れた。ひどい別れ方だ。

それからしばらくして俺は勤めていた会社を辞め、介護士の資格を取って、今は障害者の自立支援をサポートする施設で働いてる。

なんていうか、彼女に対する罪滅ぼしと、両親に対する復讐的な意味合いが入り混じってるような、そんな感じ。

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