中学の頃、高校生活が舞台の漫画や小説を読んで散々憧れた高校生活も
振り返ってみれば当初想像していたようなものとは全く異なっていた。
入学してすぐに変な同級生に絡まれて謎の部活動に巻き込まれたりなんてしなかったし、
突然時を駆けれるようになったりもしなかった。
だが、決して楽しくなかったわけではない。
テスト終わりに友達とカラオケに行ったり長期休暇になったら温泉行ったりするのは確かに楽しかった。
部活には入っていなかったが、おかげで趣味にも没頭でき、それを通じていろんな人と知り合えた。
特に大きな事件も起きなかった平凡な3年間。
だがしかし、この平凡な3年間こそ中学時代に憧れていた作品の主人公達が望んだ3年間なのだ。
中学時代、なぜ漫画や小説の主人公達は平凡な日常、普通の学園生活を望むのか理解できなかった。
変な部活や事件に巻き込まれた方が絶対に楽しい。そう考えていた。
だが、いまになってこの3年間を思い返してみれば
高校3年間でポエムを書くスキルはかなりついたようだね。次回作に期待。