世間では頭の良さという尺度がいささか重視されすぎているように思われる。
dankogaiは頭が良くなりたいという質問に対して毎回「本当に頭の良さの問題なのか?頭が良くなる必要はあるのか?」と問いかけている。
私のスタンスとしてはdanに比べれば頭の良さを重視している気がするものの、やはり頭の良さにこだわっている人間があまりに多すぎるという点では同感である。
例えば、人を叩くときのことを考えてみよう。そういえば、なぜみんな他者のことを「バカ」と言ってたたくんだ?何故なのか?
他者を否定するのであれば、悪い部分を否定すればいいのであって、なぜ「バカ」という問題に帰着させるのか?
また、自分が失敗したときに「俺はなんてバカなんだ」「バカなことした」と言う人が非常に多い。これは本当に理解不能で珍妙な社会現象に思える。
そんなに頭脳に拘るのであれば、その頭脳を駆使して冷静に原因分析すればいいのに、そうすれば頭の良さだけが原因じゃないのが分かるはずなのに、と思うのは俺だけだろうか?いやそんなはずはない。
会社の人事ではコミュ力や協調性や根性(継続力)が重視されているのは周知の事実である。社会にでればそれらの能力が重視されることは誰でも知っている。
それなのに、こと自分が失敗したとき、他人が失敗したときになると、なぜか頭の良さという問題にすべてを帰着させてしまうのである。
失敗一つでバカ呼ばわりは呼んでる奴(のシステム)に問題がある。 何度も失敗してる奴は呆れられるほどバカだということで呼ばれる側に問題がある。