簡単に言うと、あと7回しか(5回だっけかな、回数は違うかもしれない)射精できないとかいう病気になった主人公が、奮起して恋愛を頑張るって話。
ただ、惜しむべきは、あと7回しか射精できない病気という設定がまったく生きてなかった。
ちょっとしたつかみになってるけれども、全体を通してはなくたっていいくらいに無駄設定。
なんでかなあっと、ちょっと気になって考えてみたんだけど、生殖できるチャンスが、時期が有限なのは、別に特別なことじゃない。
男は回数無制限だけど、もし女に生まれたら、あたりまえのように回数制限されてる。
毎日次から次へと分裂を繰り返してつくられてる精子なんかと違って、卵子(というか卵子に分化する卵原細胞)の数は、日一日と減ってる。
胎児期をピークに、産まれるより先に老化が始まってる。
排卵ごとに1個ずつ消費されてくだけではなくて、毎日たくさんの卵子が死んでいってる。
そしていつの日か、閉経するわけで。
閉経しなくたって、そもそも産むなら40歳になる前じゃないとね。
ちょっと話がそれたけど、生殖のチャンスがあと数回しかなくなったからといって、それを恋愛のモチベーションにするというのは無理がある。
ちゃんと読んだ? あと7回しか(5回だっけかな、回数は違うかもしれない)射精できないとかいう病気になった主人公が、奮起して恋愛を頑張るって話。 違うよ。 恋愛真っ盛りの主人公...