毎日新聞が中高生に「好きな作家は?」とアンケートしたところ、
「あんな支離滅裂な文体の作家が選ばれるなんて、世も末だ」と嘆いている。
これって、「今時の若い者は・・・」と老人が嘆く、その構図となんら変わらない。
自分の中高生時代だって、赤川次郎とか新井素子とか田中康夫とか
それと一緒。
「科学が発達した遠未来に、独裁国家なんてありえない」という的外れな批判が多かった。
これは批判というより「自らの願望」であり、もっと言えば
「共産党中国&非民主ロシア&絶対王政アラブが、マネーにモノを言わせて世界支配するような
絶望未来が、本当は来てしまう気がするけど、来ないことにしてしまえ」という
逃避心情でしかない。