2011-11-01

終わりに向かって全力疾走

僕は手を抜いてしまっていた。

終わりに向かってゆるやかに死にむかうように

ゆったりと終焉を迎えようとしていた。

ゆっくりスローダウンするぼくの働きに

まわりは何を思うだろうか。

あーやっぱりねなんて言葉を耳にしながら

薄ら笑いを浮かべてひとりありがとうございましたなんて

うそぶくのだろうか。

お世話になりましたとひとりひとりに薄ら笑いでろくなあいさつにもならず

予定調和終焉で何の記憶にも残らずに。




僕はかつて現場で死ぬことを誓ったはずだ。

全力で駆け抜けてだめでも全力でかけぬけて

死に向かっていたとしても全力で駆け抜けようとしたはずだ。

僕はもう終わるだろう。

ただし最後は走りきるのか絞りきるのか全力疾走で体を投げ出して

終わるのかはっきり決めたい。

いや、はっきりと思い出した自分のやり方を今はっきりと自覚して

明日から終わりに向かって全力疾走する。

明日から本気出すキリッじゃなくてどっちにしろ明日から終わりに向かうわけだから

終わりまでのエクスプレスノンストップで駆け抜けるのだから

僕は働きを見せつけてもっともっとチームにコミットして人を動かして

かいて冷や汗かいて怒られて怒鳴られながらもやりきって生ききって

最後は惜しまれながら終わるのが自分の本望だから

今はただ何も打算や疑念は持たずただ全力で疾走する感覚

明確な終わりに向かって死ぬ気で死んでやりきって終わろう。

今日は本気出してきたか明日から本気出す半年後の終わりまでやりきって死んで

もっかい生まれる。皆さんさようなら

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