僕は手を抜いてしまっていた。
終わりに向かってゆるやかに死にむかうように
ゆったりと終焉を迎えようとしていた。
まわりは何を思うだろうか。
薄ら笑いを浮かべてひとりありがとうございましたなんて
うそぶくのだろうか。
お世話になりましたとひとりひとりに薄ら笑いでろくなあいさつにもならず
全力で駆け抜けてだめでも全力でかけぬけて
死に向かっていたとしても全力で駆け抜けようとしたはずだ。
僕はもう終わるだろう。
ただし最後は走りきるのか絞りきるのか全力疾走で体を投げ出して
終わるのかはっきり決めたい。
いや、はっきりと思い出した自分のやり方を今はっきりと自覚して
明日から本気出すキリッじゃなくてどっちにしろ明日から終わりに向かうわけだから
僕は働きを見せつけてもっともっとチームにコミットして人を動かして
汗かいて冷や汗かいて怒られて怒鳴られながらもやりきって生ききって
明確な終わりに向かって死ぬ気で死んでやりきって終わろう。