立ち上げ直後のベンチャーには当然優秀な人材はこない。優秀な人材を獲得するには金がかかるからだ。優秀な人材は引く手数多で、基本的には高給を貰っている場合が多い。現職以上の給与を出すことができなければ、殆どの人はわざわざこの先どうなるかもわからない創業直後の会社に入ってみようとは思わないだろう。そんなわけで創業期にはモチベーションは高いが、必ずしも能力が優秀ではないという人材が集まりやすい。元増田が書いているようにそれはそれで良さもある。
優秀な人材が振り向いてくれるようになるのはだいたい上場後。会社の知名度や利益がついてくると、優秀な人材が興味をもってくれるようになるし、高い給料も出せるようになる。元増田の会社がこのフェーズまで事業を大きくできれば、状況はまた変わってくると思う。そのときにわりとありがちなのが、創業メンバーより後から入ってくる人間のほうが優秀で、上司と部下で能力的に逆転現象を起こすことだ。ここをうまく乗り切らないと優秀な人材が居続けることはできなくなる。多くの大きくなった日本のベンチャーはこの状態になってると感じる。
ただ創業期の何も持ってないベンチャーが優秀な人材を獲得する方法がないわけじゃないと思う。俺が可能性が高いと思うのは、若い人材を取りにいくことだ。優秀な学生をバイトで使うとか、社会人1,2年目くらいの優秀層へアプローチする。彼らはまだ高給取りではないので、比較的安い給料でも獲得できるので交渉の余地もある。もちろん人を見る目がより必要になるわけだが。
優秀な人材が振り向いてくれるようになるのはだいたい上場後。会社の知名度や利益がついてくると、優秀な人材が興味をもってくれるようになるし、高い給料も出せるようになる。 ...