2011-04-13

原発における論争に一言した

原発があることで得る物・失う物。原発を無くすことで得る物・失う物。それらを総合的に見た上で意見が書かれた記事ってのがあまりにも少ない気がしてならない。

例えば。推進派は得る物・失う物ではなく、代替エネルギーの否定に注視しすぎ(これは意見にもなってない)。反対派は経済衰退によって生じるリスクをきちんと加味しているようには見えない。

それぞれの得る物・失う物を見比べ、どちらが幸せかと意見を主張するのが当然だと思う私にとって、彼らの記事は違和感しかない。しかもそんなレベルの記事が高いブクマ数とってるものだからげんなりする。

これは価値観の問題なのだ。どちらが幸せかっていうところに議論をしなければ話は一向に進まない。

そして価値観に絶対的な正解はない。つまり、推進派も反対派もどちらも個人の中では正解なのだ。

価値観を主張しよう。そしてその時は否定表現はなく、肯定表現を使うべき。「~だから、こっちの方が幸せだよ。」と。それが他人の価値観への配慮につながる。

もし、他人の価値観を否定したくなったら。その時は自分価値観を語ろう。ブクマコメントでは字数が足りないからって、ただ否定するだけなのはイケてない。

これほど重要真剣に解決すべき問題に直面してもなお、私たちはこのレベルの議論しかできないのか。これは会社会議とは違う。普段の国会とも違う。もっともっと高いレベルで議論されるべきだ。怖がらず、自分価値観を主張しよう。特に推進派の人たち。主張として成り立っている記事は読んだことがない。プレゼン表現するには抵抗あるが、プレゼンするつもりで記事を書いてみてはどうだろう。自社の商品・サービスプレゼンする時に、他社の批判しかしないプレゼンが成立しないと言えばわかってもらえるだろうか。

もう一度いう。どっちが幸せかっていう価値観を主張しよう。そうすればいい議論ができる。

記事への反応(ブックマークコメント)

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