若者を見よ。
気が引き締まっているのだ。
友が亡くなったものもあろう。
友がなくなるというのは、皮肉なことに自省を促す。
友達の分まで生きるという意志は向上心を与える。
このような得も言われぬ高揚感は、ここ15年ほどの世代にはなかったものだ。
彼らは実感するだろう。
学ばねばならない。
役に立たねばならない。
強くならねばならない。
大人にならねばならない。
その気概は周りも察知するものであり、映像を介してさえ我々に希望をもたらす。
これを機に、というと天罰のそれと同じたぐいになってしまうが、巨大な出来事は人生をそれ以前と以後に分けるのだ。
彼らは間違いなく今後の日本を支えるだろう。
力強く、我々を脅かすだろう。
今日もデスクで仕事したくなさそうな糞っ垂れな面しやがって。甘ったれが。くたばれ。
「逃げたきゃ逃げてもいいんだぞ?」と言えば「いいです。クビになるかもしれないから。」
無能が生きていけること、こそ文明の勝利を証明している事象は存在しないと思う。