はてなキーワード: クロード・シモンとは
東大生協やその他旧帝の生協でラノベが売れまくってることを知らないんだろうか。ラノベはいまや高学歴のたしなみなんだよ。というのもラノベはおもしろくて多読ができるため、ラノベを大量に読むひとは必然的に速読ができるようになって、そして国語の成績があがるわけ。
ラノベだからといって内容が極端に簡単で幼稚だというわけではなく、ちょっとキャラがアニメちっくなだけでストーリーはそこらの大衆文学と全然変わらない。むしろそこらへんのくだらない一般向けの大衆文学よりも上を行ってるものもたくさんある。アイディアとしてはラノベのネタは結構おもしろいことが多い。
もちろん『重力の虹』とか『失われた時を求めて』とか『アーダ』とか『特性のない男』を原書で楽しむような層から見ればラノベは簡単すぎてつまらないのだろうけれど、それをいってしまえばラノベだけじゃなくそのへんの小説すべてがくだらないわけでね。
ラノベを馬鹿にしてるやつらは自爆してると思うよ。ラノベ馬鹿にしてて東野圭吾が好きだとか、百田尚樹が好きだとか、辻村深月が好きだとか米澤穂信が好きだとか……。いや、そこでさ、クロード・シモンが好きですとか、サミュエル・ベケットが好きですとか、カフカが好きですとか、ブッツァーティが好きですとか、人間喜劇読みまくりましたとか、ヨクナパトーファ・サーガにはまりました、とかそういうのならまあわかるんだけどね、そういうひとは見たことがない。要するにラノベ馬鹿にしてるやつらというのは世界のレベルを知らないんじゃないかなと思う。だからくだらない大衆文学がすばらしい文学のように見えてしまっている。もちろん彼らは日本が誇る天才・大江健三郎だって読んだことがない。読んでほしい。でも受け入れられないかもね。いままでの自分を否定することになるから。やれやれ。