2023-12-22

ウクライナをめぐる論調で許せなかったもの

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00179/121400187/?gift=pg8x%252FOEkAL%252BJiLre%252FzXtD3g%252BDZYLOoqiAG2p9SPdM9I%253D

はてなでも人気の小泉氏もウクライナ領土割譲及び停戦が(たとえそれが割譲地内での更なる「地獄」に繋がるものである可能性があっても)一つの選択肢であることを明示する中で、はてブにおいてもウクライナの全面勝利以外を認めないという論調はだいぶ弱くなってきているように感じる。

これについて、従前、停戦派の主張を馬鹿にしていた人たちからすれば、欧米諸国支援の遅さを理由に、ウクライナの「勝ち目」があったのになくなったもので、このような事態になることが想定できなかった言い訳をしたり、領土割譲による停戦ウクライナの「民意」ではなかったという言い訳で、自身の態度を擁護するのだろうと思われる。

しかしながら、現実ウクライナにとって非常に厳しい状況になっていること、つまり現実を読み切れていなかったことに変わりはなく、少しでも命が失われないよう、早期の停戦ができないかという主張をしていた人たちを馬鹿にしていい理由はなかったことは明らかだろう(民意で言えば今でも民意停戦を受け入れないかもしれないが、それでも小泉氏は「国民の支持があれば」という条件をつけて、停戦現実的に考えられるとしている。)。

そもそも日本国際秩序の安定において軍事力供与することでこれを維持するという選択肢を取ることができない。仮にウクライナでの戦争の結果が国際秩序に大きな影響を与える(武力行使による現状変更肯定する)結果になるとしても、それを阻止するために戦争を維持するということは、自分たちの手を汚さずにウクライナ人の血を使って、自分たち平和を維持しようとする行動に他ならない。

無論、日本国防はそういうタダ乗りを前提としているのだということは現実でもあるだろう。しかしながら、その現実肯定するために、戦闘行為で奪われていくウクライナの人たちを少しでも減らすべく停戦という選択を呼びかけている人たちを馬鹿にするというのは、極めて卑怯で、米国の傘の下ででぬくぬくと暮らす日本特有の酷さであったように感じる。

  • 即時停戦派のことを「現実を読み切れていた側」とみなしている?

    • 戦争へのいろいろなアプローチがあり得る中で、自分の手を汚さずにウクライナ人の命をチップに全面勝利だけにかけ続けた人たちよりはよっぽど読めていたんじゃない。

      • (察し)

        • なんというか、本当にこういう人馬鹿にするような態度の人が言っていたんだなというわかりやすい実例示してくれんでも。

          • 本当にこういう人が即時停戦派だったんだなって察しただけだよ

  • 関係ない日本人の御気持ち批判とかそんなことよりも、連れ去られたとされてる2万人!だかの学童の件はどうなったんだ?🤔

  • 結局はさっさと降伏しろと言っていた人が一番正しかったんだよな なんで勝てもしない相手と無駄に戦うのか

    • 何が一番良かったのかは個人的にはまだよくわからない。「停戦をしたって地獄」はそのとおりだろうし、無抵抗で占領されても地獄はあっただろう。その意味で現状でも停戦に反対す...

    • 道端でヤンキーに因縁を付けられたら逃げるかペコペコ謝りそうなのにな

      • そんで恒久的に自分の家にそいつを居候させるという想定?

  • 勇ましいことを言っていたネトウヨも最近はウクライナのこと話さなくなったな ゼレンスキーを讃えていた連中どこ言ったんだろう?

  • ウクライナに武器を渡すだけでロシア人を削ってくれる、みたいに鉄砲玉扱いしてたのは醜い思った

記事への反応(ブックマークコメント)

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