2023-10-14

加害者と、加害者家族

ここ数日ネットニュースの至るところでジャニーズ関連の話題を目にする。

何故か、なんて最早語る必要もないくらい、日々彼らを取り巻く環境話題になっている。

私はただただそれが悲しい。

性加害は許されるものではない。

許されるものではないけれど、それは加害者本人のみに向けられるべきものなんじゃないか?と思っている。

けれど、今回の件では本人と呼ばれる人は亡くなってしまっているので、その名を冠した事務所に石を投げるしかないような空気を感じる。

それは、間違ってるんじゃない?

犯罪を犯した本人と、その周囲の人にまで石を投げる。

どんな事件でもそういう声が聞こえてこないことはない。老人が交通事故を起こしたら、家族はどうして免許を取り上げなかったと責められるし、友達がいないと供述する若者殺人を犯せば、家族は何をしていたんだと責められる。

なんで?

罪を償うのは本人であって、周囲の人間が罪を償う必要はない。そんな法律刑法もこの国には無い。

ちょっと前にYouTuber私刑かいうのが話題になってたけど、加害者本人以外を責め立てたり、「あの人の関係者から距離を置きましょう」とか、それが報道されたりすることも、私刑と同じだよね、と思う。

早く連日の報道が落ち着きますように。

彼らが安心して過ごせる日がまた帰ってきますように。

恩人とも呼べるような人が犯した罪について、悩まない日は無いかもしれないけれど

彼らが見てきたものだけを信じることは、悪いことじゃないと誰か教えてあげてほしい。

だって

罪人の子だって後ろ指指されたことがあるけれど、未だに悩む夜もあるけれど、死んでしまおうかと思ったこともあるけれど

親が犯した罪と、自分の思い出に残る親の姿は分けて考えていいと思えるようになったか

勿論大罪を犯した親のことを許したわけではない、でもそもそも私が許すも何も無い。法によって裁かれて懲罰を受けているのだから

加害者の周囲にいただけで後ろ指指されて責められる私たち被害者のようなものだと思う。

けどきっと、こういうことを言うとまーた石を投げられると思う。

石を投げた貴方に私が何かしましたか

犯罪者の身内であるということが罪だと言うのなら、罪状を教えてください。

そんな刑法、無いのにね。

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