2023-06-23

拾った子猫が亡くなった①

自分勝手気持ちの整理をしたくて書きます

3月末に、猫をひろいました。

普段は車かバスで移動するんですが、その日はたまたま歩いて駅から帰りました。帰り道、コンビニアイスでも買おうと思っていつもは通らないルートを歩くと、その子出会いました。

コンビニの隣のマンションの塀に、ちょこんと行儀よく座っていました。赤い首輪をした、サビ柄の子猫。とってもかわいい盛りです。

わず手を伸ばしてなでなでしてしまいました。その子はすりすりと私に甘え、何度も何度も鳴きました。

首輪もしていて、とても人に慣れていて、きっと近くの家の飼い猫だろうと思いました。外に離し飼いにしているのか、それとも逃げてしまったのかわからないけれど、その時はそのままお別れして家に帰ろう…と思いその場を離れました。

そしたらその子は、にゃーにゃーと泣きながら塀を降りて私の後ろについてきました。歩道もなく、一車線なのにそこそこ交通量のある道です。もしこの子事故にあったら…と嫌な想像脳裏をよぎり、思わずの子を抱っこして家に連れて帰ってしまいました。

自分の行動力にびっくりしました。家の中の明るいところでその子を見ると、お目目がまん丸で、お口もちょこんとしていて、とてもとても可愛らしい顔立ちをしていました。

既に飼っていた先住猫がいたためその子ケージの中に入れました。次の日急いで動物病院へ行き、検査をしたところ猫エイズ白血病は陰性。健康体な、生後約半年くらいの雌猫だろうとのことでした。

早速ネットを使って、元の飼い主さん探しを行いました。警察署保健所にも問い合わせましたが、該当はなし。知り合いの保護活動をしている界隈で顔の広い方にも呼びかけていただきましたが、元の飼い主さんから未だに連絡はありません。

その一方で、拾ってきたその日から子猫ちゃんはずっと前からいましたが?という顔で家でくつろいでいました。先住猫との仲はつかず離れず、ご飯をよく食べ、よく鳴き、身体サイズに見合わぬような大きく形の良いうんちをし、人のお腹の上に乗ってゴロゴロと甘える。ものすごく良い子でした。ただ、うんちに砂をかけないので、先住猫が嫌そうな顔をして砂をかけてあげていました。

とにかく、とにかくかわいい猫でした。ソファの背もたれの上がお気に入りでした。帰って玄関のドアをあけると、その子がちょこんと座っていました。寝る時は必ず私の枕元の隣で寝ていました。時にはまるで襟巻きのように私の顔や首元を覆って眠ることもありました。

おもちゃで遊ぶのも大好きでした。猫じゃらしをベットの上でくるくる回すと、バターになるのかというくらいぐるぐると勢いよく回り遊びます。体力も無限にあるのかというからい、遊び続けていました。遊び足りない時は、猫じゃらしをくわえて私の前に持ってきて、不満そうににゃん!と鳴きました。

先住猫と、その子と、私と、いつも同じベットで寝ました。仕事で辛いことがあっても、この子たちと一緒に入れている幸せ毎日を頑張れていました。

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