2023-06-23

最近読んだフェミニズムSFがあまりにもオタク妄想すぎて笑ってしまった

注意!この増田には一部ネタバレが含まれ







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最近鋼鉄紅女」という近未来ロボットSFを読んだ。以前はてブにも紹介する記事が上がってきていたので知っている人も結構いるだろう。

https://huyukiitoichi.hatenadiary.jp/entry/2023/05/26/080000

で、この記事を読んだのと表紙がめちゃくちゃかっこよかったから読んでみることにした。

読んだ感想としては面白かった、面白かったんだけど…

主人公が実は劇つよパイロット!?

幼馴染で御曹司イケメン異民族出身の最強パイロットで狂暴で恐れられてるけど主人公にはどこか優しいイケメンと同時に付き合う!!?

しかその男同士でも付き合う!!!!!!!????

って感じであまりにもオタクの”夢”すぎてワロてしまった。

いや、一つ一つ見てけばまあわかるのよ。

 

舞台が強烈な男尊女卑社会であること、その上弱いパイロットはほぼ確実に死亡してしまう設定を考えれば主人公に強さは必須だろう(彼らが乗る「霊蛹機」と呼ばれる巨大ロボットは男女一組で乗り”気”を送り込んで操縦するのだが、”気”が弱い方はもう片方の”気”に押しつぶされて死亡してしまい、また女性は霊圧が男性より低いということになっているため女性パイロット男性パイロットの為の使い捨て消耗品として扱われている)。

主人公イケメン二人と付き合うことも女性のみに貞淑を強いる社会に対する反抗としてわかる(男性パイロット英雄視され多くの女性パイロットを侍らせている一方女性パイロット男性パイロットのため貞操を守ることが求められる)。

男同士で付き合うことも異性愛規範を暗黙の前提とした社会への反抗として理解することができる。

でもそれ全部複合したら腐と夢願望同時に叶えようとするヤバ・オタク妄想しか見えなくて面白かった。

前「三体」の二巻読んだときにもオタク妄想しか思えない女が出てきて面白かったんだけど中国SFってそういう傾向があるんかね?(「鋼鉄紅女」は厳密には中国SFではないが)

みんなも是非読んで確かめてくれよな!

  • ロボが男性のモノって固定観念のある日本より自由な発想があるんじゃね?

    • ガンダムWの時点ですでにめちゃくちゃ女性向けのコンテンツ展開をしていた

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