2022-01-13

マガワ大先生が逝った

マガワ先生は真の勇者

ありがとう

人々は語り継ぐだろう、マガワの伝説

やすかに眠って下さい

地雷探知の英雄、旅立つ ネズミのマガワ

カンボジアでの地雷撤去作業に貢献し、金メダルを贈られたアフリカオニネズミの「マガワ」

カンボジアでの地雷撤去作業に貢献し、イギリスペット愛護団体PDSAから表彰を受けていたアフリカオニネズミの「マガワ」が8歳で死んだ。

マガワは5年間のキャリアの中で、サッカー場20個分の広さから100個以上の地雷不発弾を鼻で発見していた。

2020年にPDSAから、「勇敢かつ献身的動物」として金メダルを授与された。その後、2021年6月高齢理由引退した。

マガワは、ベルギー拠点を置く慈善団体Apopoによって訓練された。Apopoは1990年代からタンザニアで、地雷結核患者発見するため、アフリカオニネズミなどを訓練している。1年の訓練を終えたネズミは「HeroRATs(英雄ネズミ)」として知られている。

Apopoは声明で、マガワは先週末に「安らかに亡くなった」と発表。最近まで健康状態は良く、「先週の大半はいものように遊びまわっていた」ものの、週末に「動きが鈍くなり、寝ていることが多くなり、最後の数日間は食べ物にも興味を失っていた」という。

「Apopoはマガワの死を悲しむと同時に、その素晴らしい業績に感謝している」

「マガワの素晴らしい嗅覚によって、カンボジアの人々は手足を失うことを恐れずに生活し、働き、遊べるようになった」

タンザニアで生まれて訓練を受けたマガワは体重が1.2キロ、体長は70センチ。ほかのネズミと比べるとかなり大きいが、それでも地雷の上を歩いても爆発させない大きさだった。

ネズミたちは爆発物に含まれ化学物質を嗅ぎ分けるよう訓練される。そのため、金属の破片などには反応せず、より早く地雷を見つけられるという。地雷を見つけた場合には地面を引っかき、人間に知らせる。

マガワは、テニスコートほどの範囲なら20分で地雷の捜索を終えることができた。Apopoによると、この広さを1人の人間が捜索しようとすると1~4日かかるという。

カンボジアには今も、最大600万個もの地雷が埋まっているとみられる。

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