2021-04-21

Pretenderの嫌いなポイント

Official髭男dism「Pretender」のメロディが好きだ。

が、繰り返し聞いているうちに、歌詞が頭に入ってきて、だんだん嫌いになってきた。

いろいろ考えてみた結果、嫌いなポイントは以下の3点であることが判明したので、報告する。

その1 自己反省がない

こいつは自分失恋を何らかの抗いがたい力のせいにしている。

顕著なのは「君とのロマンス人生柄 続きはしないことを知った」のところ。

こいつは話が失恋の原因に及んだとたん、「人生柄」「ロマンスの定め」「世界線」などといった陰謀論を持ち出してくる傾向がある。

そんなことを考える前に、原因はもっと身近なところにあるのではないだろうか。

そのように自己反省しなければ、次の恋愛も同じ結果に終わってしまうのではないかと思われる。

その2 えらそう

前のと関係するが、こいつは失恋したくせにえらそうである

とくに腹立つのはサビ冒頭「君の運命のヒトは僕じゃない」ってところ。

そもそも運命のヒト」かどうかはお前が決めることじゃないだろってのもあるが、その次の行もえらそうだ。

「辛いけど否めない」などと散文調でもったいぶっているが、そもそも誰も答えを求めていないのに、自ら「否めない」である

まるで、「否定肯定コメントを求められている立場俺様はいるんだぜ」とでも言わんばかり。

舌の根も乾かぬうちに二番の冒頭で「誰かが偉そうに語る恋愛論理」などと言ってるが、お前のほうが偉そうである

その3 相手気持ちを考えてなさそう

上述のようにこいつには自己反省がないのだが、なぜそうなるのかというと、相手の心情に対する配慮が欠けているからだと推測できる。

「運命」とかデカイことを色々言っているわりに、相手に関する言及がほぼ無いことからも、それがうかがえる。

こいつは「確かなこと」が「君は綺麗だ」だけだなどと言って憚らないが、そんなこと言われたら相手も怒るだろう。

「僕にとって君は何?」の前に自らに問うてみることが色々あるはずだ。

ここまで書いてみてわかったのだが、これら不満点の裏を返せば、私にとって理想的な「失恋ソング」の条件とは

1. 反省している

2. 弱気

3. 相手気持ちを考えている

というものであるらしい。

しかに私の好きな中島みゆき「わかれうた」は全てに該当している。

YouTubeコメントを見てみると、かなりの人が「Pretender」に共感しているらしいことが分かる。

からすると信じがたいことだが、人生観の違いということなのだろうか。

歌詞引用元https://www.uta-net.com/song/266648/

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