2021-01-24

西野サロンメンバーを責めるほど救われない話

この話は批判をするなという意味ではない、ということだけまず書いておく。

西野サロンメンバーに対する、あまりに厳しい正論責めが日々続いている。

若者搾取される構図を見て、物申したくなる気持ちが湧くのは仕方ない事だ。

そもそも彼らを救おうと思っている人間ネット上にどれだけいるのかという話だし、こうして話題に出してしまった時点で自分も同罪だろう。

まず西野サロンメンバーを責めれば責めるほど、西野が得をする事は分かりきった事実だ。これは炎上商法としてもそうだが、ことサロンという共同体にいる人間に対してはもうひとつ別な意味も持つ。

まり共同体への攻撃は、その内部の結束を強めてしまうということ。責め立ててくる外部がいることで、慰め合い共感し合う共同体内部の居心地の良さが増すからだ。

特に宗教の勧誘活動はこの行為積極的に引き起こすためのシステムとなっている、という話を聞いたことがある。

勧誘行為組織的に行わせるが、その過程では大抵手ひどく扱われる経験が発生する。それを仲間たちに慰められ、共感し合うことで宗教団体内での結束を高めるというわけだ。

(だから宗教勧誘撃退してやったぜ!みたいな事も実際は宗教活動に間接的に貢献していることになる)

今回の騒ぎもほぼそれに近いと個人的には思っていて、今後の状況が続けば彼ら彼女はいっそう救いようのない状況に陥っていくことだろう。

何者かになりたい人間くすぐり、たきつけ、今回の騒動が結束をより強めた。西野帝国はどこまで広がりを見せるのだろうか。

  • 西野サロンを文化祭と例えた人が居たけど、なかなか言い得て妙で、 今のところ 西野サロンで取り返しのつかないほどの実害がでた話は聞いてないし、 1つの娯楽としてみれば、別に...

  • この手の指摘って時間軸の考慮が全くなくて 現状のメンバーは救えないにしても、将来の加入メンバーは未然に防げるし 現状のメンバーも何らかの理由で少しずつ脱退していくんだから...

    • 西野サロンから中田サロンとか世襲宗教とかに移動するだけな気がしている

      • そもそも、 人は自分が帰属意識を持てるコミュニティを探す生き物なので、 社会に害の少ないコミュニティに収まっていれば、それで十分なのではと思える。

        • 周囲にとってはそうだね 本人にとっては人生を捧げるに値するのかどうかって問題 思想団体が保障してくれるのは信仰のある間だけだから

    • 宗教はさんざん世間で文句言われてても加入者ゼロにならんやんけ

      • 宗教がもてはやされてる状況よりは減ってると思うし 減ってれば効果あるってことなんとちゃうか? ゼロにならないとダメか?

      • 沈む泥船にしがみつくアホはいない

  • 本岡さんヘッダ画像「信じれば世界は変わる」

  • 悪名は無名に勝るの法則通り、 話題にすること自体が宣伝をしているのと同じだから、 存在を否定したいのであれば話題にしないことは大事だ。   カルトから身を守る方法というのは...

    • 中学高校の歴史の教科書でカルト的信心の暴走と虚妄は学べるはずなんだけど真面目な若者がやられてしまうよね (例:少年十字軍・軍国少年・ヒトラーユーゲント・意識高い学生)

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