2020-05-21

4億8000万ウォンだとしていた慰安婦被害者憩いの場建築費、申告金額は7600万

京畿道安城キョンギド・アンソン)慰安婦被害者憩いの場の建築が2010年に承認を受ける当時、申告されていた建築費、土木工事費など事業所金額が7674万ウォン(現レートで約672万円)だったことが20日、確認された。

これに先立ち、慰安婦被害者支援団体日本軍性奴隷問題解決のための正義記憶連帯正義連)」は建築業者のキム氏から2013年7億5000万ウォンで購入したこ建物建築費が4億8000万ウォンだと明らかにしていた。3.3平方メートル(1坪)あたり600万ウォンを投じて実建築延べ面積264.25平方メートル(80坪)の建物を建てた時の金額だ。だが、7674万ウォンを基本建築費として限定し、仕上げ工事など各種費用を加えても最終建築費4億8000万ウォンは膨らませすぎだというのが業界の指摘だ。

中央日報が入手した安城憩いの場の建築申告書、竣工許可書、事業計画書などによると、キム氏は関連書類を2010年8月に作成した。キム氏は2階単独住宅を作るために建築工事費5000万ウォン土木工事費1529万ウォン農地専用負担金544万8000ウォン運賃費500万ウォン、その他工事費100万ウォンなど計7673万8000ウォンかると安城市に提出した。これに先立ち、キム氏は2007年に妻の名義で該当の敷地を3520万ウォンで購入した。

キム氏は書類に「本人が資金調達して直接監督下に着工・竣工を履行し、その後、直接管理運営する」と記述した。住宅平面図も提出した。1階に出入口玄関)2つ、台所1つ、多用途室、部屋3つ、トイレ2つを配置し、2階に部屋1つとトイレ1つを配置するという内容だ。住宅はスチールハウス構造で、屋根はOSB合板屋根で建てるという内容も明示した。これは実際に完工した安城憩いの場の構造と同一だ。憩いの場は2010年9月3日着工、2011年7月22日に使用承認、2012年11月完工(所有権保存登記)の手続きを踏んだ。

業界関係者は「安城市に提出された事業費用などを考慮すると、正義連が明らかにした建築費は大きく誇張された可能性が高い」と指摘した。あるソウル地域建築業者は中央日報電話取材に対して「基本建築費が7600万ウォンなのに最終建築費4億8000万ウォンというのは仕上げやインテリアなどだけで4億ウォン以上を使ったということ」とし「その反対なら分からなくもないが、常識的に成立しにくい」と話した。

これに対して野党未来統合党」の鄭鎭碩(チョン・ジンソク)議員関係者は「正義連が公開した憩いの場建築費が膨らんだと疑われる部分」とし「憩いの場を高価で購入した背景を明らかにしなければならない」と話した。

正義連は7億5000万ウォンで購入した憩いの場に追加で1億ウォン余りのインテリア費用をかけたと明らかにした。結局、8億5000万ウォン以上を使ったのだ。

この憩いの場は先月原価の半額にすぎない4億2000万ウォンで売却された。これに関連し、尹氏相場よりも憩いの場を高く購入して特定人物に特恵を与えた容疑(業務上背任等)などで検察告発された。

これに先立ち尹氏は「建築資材の質、建築技法などが高級だった」と高価購入疑惑否定した。キム氏も中央日報取材に対して「最高のレンガを使って一生懸命建てた家で、8億~9億ウォンを受け取ろうと思ったが安く売った」と説明した。キム氏はイ・ギュミン民主党当選人が代表だった安城新聞運営委員長だ。憩いの場売却当時、イ氏がキム氏を尹氏に紹介した。

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