ひさびさに会った友達が夜の仕事を始めていた。昼はOL、夜はラウンジレディ。ダブルワークで稼ぎ始めた事情は割愛するけど、学生時代のイメージ(大人しい地味美人)とかけ離れた職業にちょっとビビった。興味本位に話を聞くと、色々なお客とのエピソードが出てきた。
お客=私が普段職場で会っている課長や部長やその他諸々のおじさん、である。
彼らはラウンジレディにちょっかいをかけ、可愛いやら結婚しないのとかしょうもない話をし、軽く触れたりするそうだ。
お金払ってるもんね。
ただ理解できないのは、会社に雇われている私が、職場のおじさんから同じ扱いを受けることがある事実。
私が提供しているのは、雇用法人への労働力。雇用側は私に給与として給与を払う。
私と職場のおじさんの間には、なんの契約もない。(金を払ってくれたらいいとか、そういう問題じゃない。断じて)
なのに何故か「許される」と感じ、その一線を踏みにじってくる。
違うと思う。区別は付いているのだ。わかっていて破る快感があるのではないか。