2018-01-18

ベッキー不倫報道は笑えたが、今回の小室哲哉のは笑えない

不倫報道の是非とか不倫が良いことか悪いことかなんて問題はこの際どうでもいい。今回の小室哲哉不倫報道にはただただ不愉快な気分にさせられた。

ベッキー不倫報道は笑えた。テレビで見せる健全キャラクターとのギャップや「センテンススプリング!」という迷言ゲスの極み乙女というバンド名、どう料理しても笑いになる要素ばかりだった。万人の下卑た好奇心を十二分に満たしてくれる、きわめて週刊誌的なゴシップだった。

ひるがえって今回の小室哲哉不倫報道はどうか。元から特に健全イメージがあるわけでもない小室哲哉障害を抱える妻と6年にわたる介護、妻の実母への突撃取材。どの要素もまったく笑えない。ベッキーときのように下品な娯楽として消費しようとしたのに、自分の親のセックスを目撃してしまたかのような、他人恥部を見ているはずなのに自分恥部を見せつけられているような、そんな気分にさせられる。きわめて後味の悪いゴシップだった。

週刊文春正義のためにゴシップ報道をしているわけではないのは誰もが知っている。彼らがゴシップ報道するのは金儲けのためだ。そして、なぜ人々が週刊文春ゴシップに金を払うのかといえば、それはどんなに下品ものであってもゴシップ記事を読むのが楽しいからだ。この基本的原則にそって考えると、今回の小室哲哉不倫報道週刊文春にとっても最悪なのは、読んでもまったく楽しくないという点に尽きる。先日の三森すずこ交際報道についても言えるのだが、最近週刊文春によるゴシップ報道は単純に読者を楽しませる力が弱いという点で質が低い。いい気になって「文春砲」などと自称しているようだが、そのうちネット上でもはちまや刃と同じような扱いになっていくのだろう。

  • ベッキーの件だって笑えなかったよ 笑える要素そのものが痛々しかった

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