個人的な話なんですけど、自分の実家は地方のさらに田舎の方にあって、そこに18までいたんですけど、東京に出てきてから自分の中では常識だと思っていたことが全然当たり前じゃなくて、とても驚きました。
その中でうちの地方だけの慣習だと知って一番びっくりしたのがあるんですけど、例えば家族の中で誰か亡くなった時に、お葬式をして、初七日や四十九日がありますよね。ここまではうちの地域も同じなんですけど、その後に月命日ってあるじゃないですか。あれがちょっと変わってるみたいなんです。
まず、月命日の夜には家族全員が揃って家の中で過ごさないといけないんです。何故かというと、「弔いさん」が来るからなんです。
多分、東京の人とかには弔いさんが何なのか分からないと思うんですけど、家族全員で家の中にいると、大体夜の9時とか10時くらいに、玄関に弔いさんが来るんです。
弔いさんは男性の時もあれば女性の時もあって、年も20くらいの若い人から80過ぎくらいの人までいるんですけど、ただみんな背の大きさが2メートル50センチくらいあるので、だから多分、人間じゃないと思うんですけど、背が高い以外は普通の人と変わらないです。
弔いさんを家に上げたあとは、お茶やお菓子を出して、一時間ほど談笑をします。話してみると、弔いさんはこちらがビックリするくらい故人の事を知っているので、かなり盛り上がります。
弔いさんは毎月の月命日にやってきて、毎回同じようにみんなで談笑します。
最近、東京出身の人にこのことを話したら、弔いさんのことをまったく知らなかったらしくて、とても驚いていました。
あと、知り合いに隣の県の出身の人がいるんですけど、そこでは弔いさんじゃなくて、命日さんって言うらしくて、身長も1メートル20センチくらいで、狐のお面を被ってるらしいです。
何でこんなに地域によって差があるんでしょうか?
不思議です。
哲学ニュースに「洒落怖に浸かってください!!」っつって投稿しとけクソ雑魚ナメクジ
弔いさんの正体は、土地神さまの使いなので、 地域によって呼び方も変われば、その姿も千差万別なんですよね。 土地神が絶えて久しい都会では現れません。