2016-06-03

コーディング規約に関するデファクト・スタンダード的誤解

 

1. インデントはタブ(文字)よりスペースのほうが共同作業に向くと思い込んでいる ───────────────

 

1-1. Google検索結果で優遇されるから

Googleでそうしてたというだけの話。もっと前にあったカタカナ語で末尾の「ー」を省略するルールインターネット→インタネットメモリーメモリ、ヘッダー→ヘッダ)と同じで、決まりでもなんでもない。

 

1-2. 8文字/4文字のインデントでは深すぎるから

→ タブ文字によるインデントはスペース2文字分にも3文字分にも変更可能エディターによっては1段目だけ4文字分、それ以降は2文字分ずつ深くなるようにもできるので、自分が見やすいように変えられる。

 

1-3. スペースのほうが環境依存せずに済むから(みんな同じように見えるから

→ スペース幅はフォントによって決まるので、フォント文字サイズ依存してしまう。「スペースでインデントせよ」とするならフォント指定しなければ無意味なのに、そういう規約は皆無。

 

2. コーディング等幅フォントでなければできないと思い込んでいる ───────────────

 

2-1. 等幅フォントデファクト・スタンダードから(みんな同じように見えるから

CUI時代ならともかく、今はプロポーショナルフォントをどこででも使えるので、コーディングにも普通に使ってよい。これも前出1-3と同様にフォント問題なのにフォント指定はされない。

 

2-2. 文字幅が一定になるので、文字単位の打ち間違いが分かりやす

→ lintを使うべき。また等幅フォントであっても文字幅は一定にならないし、文字間隔も揃わない。桁が揃うのみ。しか数字ならともかく「英単語の桁揃え」とは? そもそもインデント以外でコメントなどを桁揃えするのは悪例として知られているはず。

 

2-3. プロポーショナルフォントだとスペースが細すぎる

フォント文字サイズ問題

 

2-4. プロポーショナルフォントだとスペース1つと2つの区別をつけにくい

→ それが問題だろうか。画面表示上の心配なら無用。表示時(ユーザーに見えるとき)はプロポーショナルフォントになる。

 

2-5. 文字間隔を揃えたほうが整然として見やす

文字間隔が一定になるのはプロポーショナルフォントコーディングにおいては「見ること」よりも「読むこと」のほうが大事

 

3. 等幅フォントを「とうふくフォント」と読んでいる ───────────────

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