2016-04-11

自分に甘いオタク

最近アニメは」とか「最近ラノベは」とか主語がでかい批判をされるとオタクはめちゃくちゃキレるのに、邦画に対しては自分も同じような批判してるからなんだかなあと思ってしまう。

自分の詳しい分野については主語のでかい批判絶対に許さないのに、自分が詳しくない分野については主語のでかい批判もOKとする。

それって他人に厳しく自分に甘いってことだよなあ。

「俺はお前の好きなものに対して雑な批判するけど、お前は俺の好きなものに対して雑な批判するなよ!」って。

自分批判されると「差別だ!」と騒ぐが、自分差別的発言していても平気で開き直り正当化する。

オタクのこういうところがどうしても好きになれない。

すべてについて雑な批判をある程度許容するか、もしくはすべてについて雑な批判を完全に許容しないかのいずれかの態度をとるべきなのでは。

最近アニメは」「最近ラノベは」などという雑な批判に対してキレるのであれば、オタク自身も他の分野について雑な批判をするべきではないと思う。

逆に自分自身が他の分野についてたとえば「最近邦画は」などと雑な批判をしているのであれば、オタク以外の人たちからの素朴な印象論「最近アニメは」「最近ラノベは」などという雑な批判も仕方のないノイズとして受け入れるべきなのでは。

詳しくない人は限られたほんの少しの情報から全体の印象を作り上げる。

それは愚かな態度ではあるが、同時に仕方のないことでもある。

日常的に誰もがそうやって情報処理負担を軽減して生きている。

興味のない分野についても日々徹底的に研究して生きていけるほど人生は長くはない。

もちろん断片的な情報から作り上げた印象というもの真実の姿とは全然違うものではある。

けれどその人にはそう見えたというのはまた事実なわけだ。

部外者にはそう見えてしまう」ということ。

オタクが「最近邦画は」というとき、もちろん最近邦画を全部チェックしてるわけがないし、目立つところにあるものの印象で邦画全体について語っているのではないか。

邦画についてはにわかにすぎないオタクには最近邦画事情はそう見えるということであり、それは熱心な邦画ファンの目に映る邦画事情とは異なるだろう。

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