なぜこれからの時代の日本人の代表的なキャラが「ニート」なのか?
ニートの定義は、働いていなくてさらに働く意欲もない若者のことである。
まず世界は今まで、たくさん働いて、たくさん生産して、そしてたくさん消費(浪費)するというサイクルだった。しかしこのサイクルはもう破綻をきたしているのだ
まず環境的な問題だ、発展途上国の人間が全員先進国の人間と同じ生活をしたら地球が何個あってももたないとは、よく言われる例えだ
次に人間の欲求的な問題だ。日本を始めとする先進国の人々はもう物質的な豊かさ満足感は満たされてしまった。もうこれ以上モノを生産されても、その生産されただけは消費しないだろう。
さらに経済的な問題もある。今までは努力をすればほぼ全員が職を得られた。
しかし生産性の向上や経済不況などもあって職に就けない人が若者を中心に大勢出てきた。
こういった状況を打破するのがニートなのだ
彼らは働かない。だからモノを生み出さない。だから地球環境に負荷をかけないのだ
物質的に満たされた現在社会で、人間のさらなる欲求や幸福をみたす状態が、好きな事を好きなだけやる「ニート」な状態ではないか
働けないなら働かなくてもいいではないか。
さらに日本では、資産の大半を高齢者が保有しているという固有の状況がある。ニートが親のすねをかじってくれるおかげで、高齢者から若者へのある種の所得移転を実現しているとも言える。