2015-09-08

説明するのはめんどくさい

理論的に生きている方だ。学生時代から口は立つ方だ。

筋道立てて会話や説明をしている。

それでも、たまに話を理解してくれない人がいる。

社会人やって十数年の間に、上司にも二人いた。

最初の人にはそれは丁寧にかみ砕いて説明したり、適切な例えを用いたりしたのだけど、いつも結局最後は「やる気があるのか」とか怒鳴られてものすごいストレスが溜まった。

殺意というか破壊衝動というのはこういうときに感じるものだ。

次の人のに出会ったときには、前回の反省を生かして、極力相手にしないことにした。

職場の他の人や、クライアント系列関係者には通じる説明に「お前が何を言っているのかさっぱり解らない」と言われたときは、愛想笑いを軽くして、その場を離れた。

最近、その二人目の方に再会。

となりの部署に異動していたのだけど、稟議書をそちらと横断的に回していたら、そのオッサンのところで止まった。

曰く「何が言いたいのかさっぱり解らない」

ため息と苦笑いが抑えられず、軽く俯き、適当言い訳をして書類を引き上げた。そのままこっそり向こうの課長部長にも見てもらったのだが、特に解らないとは言われなかった。

なんというか、世の中にはまあそんな人がいるもんで、話が通じない人は相手にするだけ損だというのは社会人になって僕が学んだ社会知の一つだ。

それが最近は説明自体億劫になってきた。

自分意見に固持するのも相手にはカンに障るだろう。

適当に流していればいいのだ。

自分の損得にかかわることだけ、饒舌を垂れ流せれば、それでいいのだ。

学生時代の僕が今の僕を見たら失望するだろうけど。

でも可愛い嫁さんと子供達がいるので幸せです。

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