雇用自由化自体は文句ないんだけど、制限も緩和して何が何でも非正規から正社員になれないとすると、
会社が今後会社を支える人材が欲しいとなった時、今現在囲ってる社員、特に技術者はより良い待遇を求めて他社に転職したりしないか
そっちの方が心配。
折角3年もかけて育てた人材を非正規は永久に正社員になれないという制約を課す事によって、会社に愛着なんてなくなって他所に行くんじゃないかしら。
確かに会社にとって不利益な人材はクビを切ればそれで終わるという意味においては、有用性の高い制度になるはずだけど、
逆に言えばこういった人材が働く会社が自分にとって不利益だと感じるとすぐさま別の会社に転職してしまう、つまり人材流出が多発するんじゃないかと思う。
大手企業も簡単に社員を辞めさせてるけど、今後正社員なくすとか非正規の正社員昇格制度を無くすと技術流出も当然視野に入れなくてはならない。
人材が全く集まらなくなる恐れを考えていない、目先の利益追求に囚われてしまって、利益追求の本質を失くしてしまっては、それこそ本末転倒じゃないかなあ?
ソニーやパナソニック、シャープ等の世界規模の技術がよく韓国とか中国に流れている実例もあるし、安易に雇用自由化に乗るのもどうかなと思う今日この頃。