2014-09-19

http://anond.hatelabo.jp/20140918193609

俺は元増田ではないがぶコメおっさんたちがマジ切れしてるの見てわりと本気で驚いた。

その場の傘の “総量” の話と、 “個体識別” の話は全く違う話だから切り分けなきゃならなくて、まあ前者の “明らかに足りないのに持っていく” ヤツは確かにただの盗人だけど、後者に関してはむしろ画期的システムだと俺は思っていた。

そもそもビニ傘って “意図的に” 無個性に作っていて、無個性であるから売れる。違いを付けたほうが売り場で目立つのに、メーカーがそうしない時点で “無個性の方が売れる” と数字が出てるのだろう。つまりビニール傘を買う人間は “無個性で” “間違えやすい” 傘である状態を始めから受け入れて買っている。むしろ俺なんかはそこが “利点” だとすら思ってる。

はなから “間違える事” を前提にビニ傘システムは出来上がっていて、ビニ傘を使っている人間が皆「まあいいか」という意識を持つことで、いちいち “特定の人と特定の傘” のペアリングを気にしなくてよくなる、それはわりと本気で画期的システムだとすら思っている。

そういう意識でビニ傘を買ってるから傘立てに無くなってもいちいち怒る気にもならない。きっと誰かが間違えたんだろうと思う。自分のが無くなったら、人数分を明らかに下回っている場合(傘があと1本しか無いなど)を除きできるだけ似ている傘を持って行く。

俺がビニ傘が好きなのは、そうやって皆で細かい事を気にしない事で見知らぬ他人と共有して、特定個体を気にするコストを減らしている合理的なところだ。そのシステムは昔の方が沢山あった気がするけど上手い例えが思い浮かばない。図書館システムだって似たようなものだと思う。ためしにビニ傘購入の500円を “レンタル料” だと考えれば、もし自分が使っていたビニ傘が持っていかれてもきっとそこまで怒る人もいないのではないか。

絶対に持って行かれたくない奴はビニ傘じゃなくてちゃんとした傘持ったほうが、持ち去られる確率が下がるのは確実だ。逆にビニ傘にわざわざマーキングしてたり、席まで持って行ったりしてるのがたかだか500円に必死すぎて笑える。

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