親友と連絡が取れなくなって4年が経とうとしている。
彼女は高校を卒業してから私を含む一切の友人と連絡を絶った。かろうじてメールを送ることができていたアドレスも(いつも返信はなかったが)、変わってしまってもう送れない。通っている大学は知っているが、どこに住んでいるのか誰も分からない。少々事情があって、高校の時の実家にはもういない、ということぐらいしか分からない。
彼女とはとても馬が合った。少なくとも私はそう思っている。
なんとなく思考回路に似たものがあったのか、どうでもいいことも真面目なことも、突拍子もない思いつきも、いろんな話ができた。一方、彼女は私には絶対できないような不思議な発想を時々して、新しいものの見方を教えてくれた。
「ああ、きっと年をとっても、時々一緒にお茶を飲みながら、こうして意味のあるようなないような、でもすごく面白い話をだらだらと飽きるまでしてるんだろなあ」
とぼんやり考えていた。なぜかそれは現実になるものだと思っていたし、そんなふうに思える友人に出会えた自分は幸せ者だなーと思っていた。
ところが、彼女はそれまでの人間関係をすべて捨ててどこかへ行ってしまった。
楽しくなかったのかなあ、私は一緒にいてすごく楽しかったのだけれど
「馬が合った」というのがこちらの独善的な思い込みであるにせよ、高校生活で一緒に過ごした時間が一番長かった友人が彼女なのは事実だし、それは向こうも同じだろう。
彼女がいなくなって、その時間が突然ぽっかりと抜け落ちたようになってしまった。
ほかにこんなに自分の内面をさらけ出せる友人はいなかったし、今もいないし。きっとこれからもできないんじゃないか
できてもまた離れていってしまうんじゃないだろうかという恐怖
結局自分は彼女の何の力にもなれなかったわけだし、もしかしたらこうなってしまった原因の一端であるかもしれないわけで
どうしたらいいのだろう、
気持ちの折り合いがつけられないままここまできてしまった。
増田は携帯小説を書く場ではありません。
突然、それまでの人間関係が嫌になることはある。 何年かすると心境が変わることもあるから、ときどき連絡をつける努力をしてみるのはいいと思う。 facebookを実名でやっていれば一番...
おいおい、そんな詳しいって、まさかストー(ry