諸君は「ソーセージと言えばゆでるか焼くかして食べるもの」という固定観念にとらわれていないだろうか。
※加熱済みです。そのまま召し上がれます。
と小さく注意書きがある。
つまり──この記事のタイトルがいきなり間違ってることになるが──開封時のシャウはすでに生ではない。
そのまま食べられるのである。そして、そのまま食べても旨いのである。
もちろん茹でた時のあのはじけるようなジューシィさや肉汁の甘み、焼いた時の香ばしさや歯ごたえといったものはそこにはない。
だが、冷えた弁当に入っているシャウエッセンを食べた人なら知っている、口の中で脂が溶けていくやさしさや、調理前の肉のワイルドネスがそこにはある。
茹でたそれや焼いたそれにはない、独自の旨さが開封そのままのシャウエッセンにはあるのだ。
開封シャウは調理という心理的ハードルを私たちから取り払ってしまう。
「茹でるのめんどくさいからがまんしよ」というブレーキが働かないのである。
つまり開封したが最後、一本残らず「そのままでお召し上がり」してしまう可能性が大いにあるのだ。
警告はしたぞ。
あとは自己責任だ。