■ファクトフルネスという本が誤解していること2つ

• 誤解1: 国ごとに収入を対数プロットすれば線形分布するので格差は存在しない、という誤解

log10で、10と100を比較すれば1と2になり、1しか差がないが、実際の収入は文字通り10倍なので、対数変換の見た目が線形だから格差が存在しないというのは大きな誤解。

• 誤解2: 文明が発展すれば人口の増加率が減るので、人口問題が解決できる、という誤解

まず人口の問題は、現存の人口以上を維持することが困難であるという問題があり、増加率のことではない。(つまり増加率が0になっても問題である。マイナスにならなければ人口問題は解決できない。)

そして文明発展は、CO2、ごみ問題、森林伐採、水産資源乱獲、などの問題を加速させるので、仮に人口の増加率がマイナスになったとしても、文明発展そのものが環境にダメージを与えるので問題。

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