羽田圭介の新刊が発売され、トークイベントが書店で予定されている。内容は、30分のトークと2時間の2ショット写真タイムである。この写真タイムが恥ずかしすぎて申し込みをためらっている。
私は羽田圭介のイベントに参加したことがないので推測だが、おそらく写真を撮るついでに本人と話ができるのであろう。私はかなり前に別の好きな作家(それも有名な文学賞を取った男性作家だった。変わっていない)のイベントに参加したことがあり、おおむね同じ内容だった。私は当時若く、何のためらいもなく写真を撮ってサインもしてもらってお話して今日は素晴らしい日だったと思い帰宅した記憶がある。
羽田圭介の本はデビュー作を高校の図書館で借りて読んで、同じ高校生なのに病んでるなぁと思った。私は羽田圭介と同世代である。こんな大人が、同世代の大人と「ファンです」とか言って写真撮るってどんな気持ちで臨めばいいのか分からない。だったら、写真とサインは結構です…と帰れば良いのだけど、好きでせっかく会場まで行ったのにそんなことしたら間違いなく後悔する。大人むずかしいな。
スクラップアンドビルド読んでいるとき、筋トレとオナニーしまくってる主人公が羽田圭介の顔で再生されてしんどかった。
わかる。当然作家の顔がちらつくわけでそれを作家自身も分かってるじゃん。名前も顔も出して表現やるってすごいなと思う。どういう顔して「ファンです。写真撮ってください」とか...