美術品でもその辺のオモチャでも、「一見して十分に価値が分かる物」は実は少ない
たとえば、手作業を効率化する革新的な調理用具があったとして、普段から料理をしていないとその価値が分からない
たとえば、ポケモンのレアで価値が高いカードが目の前にあったとして、まず「価値がある」ことを知っていないとそれは分からないし、そもそもゲームやアニメでポケモンを知っていなければ、欲しいとも思わない
美術品もそれと同じというだけ
美術の歴史と物語と取引の実績があり、その積み重ねを理解して紐解かないと価値を理解できない
では、なぜ美術品に関してだけは、それが「一見して分かる」と勘違いしてしまうのか
この余白はそれを書くには狭すぎる