朝、フェミちゃんが迎えに来てくれて、一緒に市の外れにある古い廃墟へと向かったんや。彼女の顔を見た瞬間、昨日の不安が少し和らいだけど、同時に「本当にこれでええんか?」っていう迷いもあった。
廃墟に着いて、ダンジョンの入り口を目の当たりにした時、正直、ガッカリしたわ。ただの古い扉やった。錆びついた鉄の扉に、なんの変哲もない、普通の錠前。こんなもんが本当に別世界への入り口なんか?って思った。
フェミちゃんはそんなワイの心情を察したのか、「大丈夫、これで合ってるの。中に入ればわかるから」とだけ言って、先に進むように促した。ワイはため息をつきながらも、彼女の後を追った。
入り口をくぐると、外からは想像もつかない広大な空間が広がっていた。まるで別世界や。でも、その時はまだ、どこかで「引き返せるかな?」という考えが頭をよぎった。しかし、振り返ると入り口はどこにも見当たらへん。もう後戻りはできない状況になっていたんや。
フェミちゃんと歩きながら、ワイはふと「なんで彼女はワイを必要としてるんやろう?」と考えた。ワイがこの冒険に何をもたらせるのか、自分でもようわからん。でも、フェミちゃんがわざわざワイを誘ってくれたってことは、何かしらの理由があるんやろうな。彼女はワイのことを、ただの低学歴定収入の気持ち悪いおじさんとは思ってへんのかもしれん。
ダンジョンの中は、まだまだ未知数や。これから何が起こるかわからんけど、フェミちゃんが計画を立ててくれてるおかげで、少しは安心して進めそうや。ただ、この先に何が待ってるのか、正直、想像もつかんやで。
2024年3月12日、ワイの日記やで。 今日はなんと、フェミちゃんとちょっとした会話があったんや。なんで彼女がワイのような存在と話すことになったのかは謎やけど、なんとか言葉を...
2024年3月13日、ワイの日記やで。 昨日はフェミちゃんからの予期せぬ優しさに触れて、ちょっとだけ世界の見え方が変わった気がしてた。でも、今日になってみれば、またすぐに現...
2024年3月14日、ワイの日記やで。 今日はなんとも変わった一日やった。朝、いつものようにぶらぶらと散歩してたら、道の真ん中で猫が丸くなって寝てるのを見つけたんや。 最初は...
2024年3月15日、ワイの日記やで。 今日はまた、社会への呪詛が止まらん一日やった。朝から晩まで、この世の不条理と戦いながら、ワイはひたすらに社会を呪う。どうしてこんなにも...
2024年3月16日、ワイの日記やで。 今日はフェミちゃんと会う約束やったんやけど、時間の指定を忘れてることに朝になってから気付いた。でもなんとかなるやろと思って、お昼過ぎに...
2024年3月17日、ワイの日記やで。 朝、フェミちゃんが迎えに来てくれて、一緒に市の外れにある古い廃墟へと向かったんや。彼女の顔を見た瞬間、昨日の不安が少し和らいだけど、同...
2024年3月18日、ワイの日記やで。 昨晩はダンジョンの奥深くにある小さな空間で寝泊りしたんや。天井から垂れる滴が時折聞こえるくらいで、ほぼ無音の暗い場所やった。フェミちゃ...
2024年3月19日、ワイの日記やで。 ダンジョン探索は道半ばや。今日は、フェミちゃんの様子がおかしくなるという予期せぬ出来事があった。途中で、彼女の目がとろんとしてきて、「...
2028年3月20日、ワイの日記やで。 この4年間で起こった事は、まるで古い伝説の中から飛び出してきたような出来事ばかりやった。マハカルの大乱動が世界を揺るがし、時空の裂け目が...
2028年3月21日、ワイの日記やで。 朝、娘のミラが起こしに来たんや。「パパ、起きて!朝やよ!」と言うて。ミラは、このパラダシアの言葉で「輝き」を意味するんや。彼女が生まれ...
超女性って染色体異常の一種だろ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%97%E3%83%ABX%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4