もううんざりだ。この世の中には、目先の出来事しか見ない、あるいは見ようとしない人々が跋扈している。
「書いていないことを読み取るな」という言葉を聞いて、怒りがこみ上げてくる。
朝、テレビを点けてみた。報道は事件や事故、政治の暗闘に明け暮れている。
しかし、彼らは何も見ていない。
背後に広がる巧妙な操り手の影や、弱者が抱える深刻な問題には触れない。
メディアはどこまでも都合のいい情報を選り取って、我々に都合よく見せかけているのだ。
昼、街を歩いてみた。
人々は無関心で、ただの存在と化している。
問題に直面しても、逃げ腰で向き合わない。
社会の不条理や差別、貧困に苦しむ人々の声が聞こえないふりをしている。
彼らは書いてあることしか読み取らない、それが精一杯だ。
夜、SNSを見てみる。
しかし、多くの人々はただそれを受け入れ、疑わずに信じてしまっている。
「書いてないことを読み取るな」などと言っている場合ではない。
目を閉ざし、知らん顔をしている者たちに怒りを向け、社会の闇に真っ向から向き合わなければならない。
無知で満ちた日々に終止符を打つために。