Ambient Kyoto、坂本龍一の音と、ダムタイプの人の映像がすごく良かった。
次に何が来るかは予期できず、ピアノ・オンガン・シンセサイザー・弦楽器・ノイズなどが織り交ぜられた楽曲もしくは音が流れ続ける中、それに合わせた映像、とても横長な巨大画面に映される動画と静止画とノイズの間のものが、徐々に変化しながら流れ続ける。
音も映像も、何らかの物語やメッセージが存在するのか、それとも自然のようにただ単にそこにあるのかの中間、恣意的に切り取られた自然の一部、箱庭のような趣で、ただそれを眺めたたがることで瞑想的な癒しを得られるような、同時に何か本質的な問いが投げかけられているような不思議な気持ちになる。
アンビエント音楽の、瞑想的な雰囲気を生み出す機能的な側面と、音の冒険により未知の世界に踏み出す実験性が同時に感じられるということだ。
次回の開催にも期待したい。