労働者の75%が「利益が出た」または「やや利益が出た」と答えています。この事からも、大多数の人にとっては労働が儲けやすい活動であると言えます。一方で、「損をした」「やや損をした」と答えた人と10%程度いました。必ずしも労働は利益に繋がらない事もあることを理解することは重要です。
労働の対価は通常賃金という形で提供されます。賃金の額よりも大きい買い物をすると、最終的に損してしまいます。また、一度の支出が小さかったとしても、合計の支出が収入を上回ると、損をしてしまうため、注意が必要です。計画的な購買を心がけることが大切ですね。
長期的に労働を続けていると、健康を害する場合もあります。令和3年の統計調査では、1年間に867人が、労働が直接の原因となって亡くなっています。決して少なくない人数が命を落としている事からも、労働は必ずしも利益に繋がらないことが分かります。特に、賃金や預金の額とは無関係に死亡事故は発生し得るため、利益を出しているのに死亡してしまい大損に繋がることも。貯金は必ずしも利益にならないことを理解することが大切です。