小学校の頃の人間関係は大人になった今と比べると,相手を一個人として認識していたように思う
瀬戸くんは瀬戸くんでしかないし,市川くんは市川くん.古田さんは古田さんだし,中川さんも中川さんとして認識していた
いつの頃だろうか,新たに知り合った人を瀬戸くん的な人,古田さんと中川さんを足して2で割ったような人というような認識をしていることに気づく
もちろん職場内での異動や転職など,仕事で付き合う人が増加する一方で,
その人たちと深く付き合う時間もないため,過去の人間関係とのパターンマッチングで対応している
あたかもWord2vecの埋め込まれた空間での演算やトピックモデルの各トピックの線形和表現のように,
既存の人間関係の亜種として新たに知り合う人たちを認識しているのだ