生まれつき両腕のないキャラの話を読んだ。その中に、謎のパワーで両腕が治ったが、小さなころから両腕のない状態で生きてきたそのキャラは腕がうまく使えずカトラリーなど持てないし、それどころかあちこちにぶつけたので体に腕を縛り付けて行動したという話があった。
それがきっかけで、Wikiの「先天盲の回復」という記事や大学の授業で見た「先天性ろう者が人工内耳を装着した」ドキュメンタリーを思い出した。どちらも「生まれつき目や耳を使わない生活だったから、視覚や聴覚を得ても健常者のようにコントロールできず、それどころか不快な刺激を感じることもある」という内容だったと思う。
自分は発達障害者で、感覚過敏もある。甲高い音は耳に突き刺さるようで頭が痛くなり、商品のパッケージが変わると同じ商品だと認識できない。においで誰かが来たか判断できるが、寒さがよくわからないので凍傷になったこともある。
ある日それが謎のパワーで健常者になって、甲高い音を聞いても平気になり、商品のパッケージデザインが変わっても同じ商品だとすぐわかるようになっても、においで誰だかわからなかったり寒さを感じたりして不便に思うのかもしれない。
主旨とはズレてしまうけど、ある日謎のパワーで健常者様になりたいなぁ。人の心が手に取るように分かって卒なく器用に立ち回れるんだろう。いいなぁ。