プロ野球選手が「ダウン症候群みたい」「障害者」と言われたことが誹謗中傷だと話題になっているけど、身内にダウン症当事者がいる自分としてはこういう話題のときの世間の反応を見ているとなんかとても割り切れない気持ちになるというかもやもやしてしまうことがある。
もちろん、「ダウン症」や「障害者」という言葉を悪意と結びつけて使う人が一番悪いのは理解しているつもりなんだけど、それに対する「誹謗中傷だ」「最低だ」というような過剰な反応を見ていると、当事者に対するスティグマの強化になっているというか、ダウン症や障害が絶対的に良くないものというような社会的な認識の再確認みたいになっているような気がして少しつらさを感じる。
こういうことを言うとわがままと捉えられてしまうかもしれないけど、誹謗中傷された選手に対する暖かい応援の言葉があるなら、その片方で悪意のダシにされたダウン症や障害当事者たちへの連帯の言葉もあってもいいんじゃないかなと思ってしまう。
でも結局「親の負担の方が明らかに大きい」とちゃんとわかっているからこそ、障害があるとわかったら中絶するわけですよね そこすっとぼけてるだけじゃないですか
似た話で言うと、メンタル病んでそうだなと思って「一度精神科で診てもらえば」って言うと「なんて酷いこと言うんだ!」って怒るタイプの人にももやもやすることがある。