当然現地で飯を食ったんだが、当たりハズレの振り幅が悪い意味で少なくて驚いた。
もちろん美味い店もあったが、全体的に美味しい訳ではなく、これとこれは美味いが、他は微妙、という具合。
初めて現地でちゃんとした食事をしたのは、現地の同僚に誘われた夕食だった。
グリーンピースのような豆と小さな人参のソテーと、ローストポーク。
重い。
重すぎる。
あと、味付けが全体的に薄い。
食感も悪く、別日に食べたパスタに至っては生っぽかった。
それを見ていた同僚が、イギリス料理は卓上調味料をかけて自分好みの味にするんだと教えてくれた。
さっそくオススメされた調味料をかけて食べたが、感想は「フフッ……」である。
何かけてもクセ強くって油っこくて駄目だわ、という諦めの笑みだ。
歳のせいか揚げ物が辛くなり始めた年頃に、イギリス料理は厳しかった。
誤解のないように再度言うが、美味いものもある。
日本にだって不味い店があるように、イギリスにも美味い店、不味い店がある。
今回はたまたま不味い店に当たりやすく、ちいかわになってしまった。
それだけだと思いたい。
イギリスはインド料理と中東料理とスコットランド料理が美味いぞ