事前に人間ドラマに期待するな、的な話は聞いていたから、その辺の期待値なしで見たのが良かったのかもしれない。
なんだかおしゃべりな映画で、はじめから終わりまで静かに緊張感のあるアクションが展開することはなく、敵も味方もぺちゃくちゃ抑揚のないセリフを喋りながら殴り合うのが特徴的。
音楽も細かく入っていて、ここはむしろ音楽が入ってない方が緊張感あっていいんじゃないか?と思うシーンも多かったが、多頻度おしゃべりとバランスを取るためには必要なのかもしれない。
いわゆる怪人的な人たちよりも、ショッカーの成り立ちや、AIがなぜ人類の幸福というミッションを一見矛盾するかたちで推進するのかに興味があったが、その辺はさらっと流れていった。残念。