2023.1.25
https://shinsho-plus.shueisha.co.jp/interview/fujita_taniguchi/22307
本の冒頭に、日本では人権が「思いやり」と同一視されている、という指摘が出てきます。
まさにその通りだと思うのですが、日本には人権を誤解しているどころか、積極的に否定してくる人さえいます。
先日、ホテルのレストランで、昼食を食べながら出版社の編集者と打ち合わせをしていたんですよ。
今、私が作っている人権の本の構成について話していたら、隣に座っていた60代くらいのご夫婦の男性が突然怒鳴ってきたんです。
って。
びっくりしたら、お連れ合いのほうも、
「ごめんなさいね。でも美味しく食事をいただいているときに、そんな話を聞きたくないんです」
って。
藤田 ええー。
「私たち、仕事の話をしているんですよ」と、冷静に対応しましたが埒があかないので、お店の方にお願いして個室に移りました。
はあ? という感じですが、これが日本の一般的な現在地なのかなとも思ったんです。
藤田 あり得へんと思うな。
他人の人権は大嫌いでも自分の人権は大好きな人だから
人権というかあんたの界隈が嫌われとるだけって、いったいいつ気が付くんやろな