2022-07-04

福岡市博物館カブトガニ

福岡市博物館の前にはめちゃくちゃ広い池がある

今調べたら、広さ2000平方メートルあるらしい

見た目が涼しげで好きだけど、飛んでもねえくらいのデッドスペース

深さは30㎝もないので泳ぐこともできないただの浅瀬

今日、そこに薄茶色の像が置いてあった

最初に見つけたのは細くてグネグネと曲がった像で、遠目から見たときムーミンくねくねとかエイリアンの類かと思った

近づいてみると、足を後ろ手に高くつき上げたバレリーナの像のようだった

次に見つけたのは裸のおっさんがあぐらで座っている像に見えた

水面に裸のおっさんが座る意味がわからなくて、だれかのいたずらか何かかと思った

正面でよく見ると、ちゃん浴衣を着ていてなんか安心した

裸に見えたの先に見つけた像と同じで色が塗っておらず、植木鉢の様な焼いた土色をしていたからだ

博物館入口近くまで来てようやく池の中に小さな案内板があり、博多人形の展示を実験的に池でやってますと書いてあった

曰く、博多人形知名度を上げるためで、色が塗ってないのは雨で落ちちゃうから屋外展示するためにあえて塗りませんでしたとかなんとか

一番ぎょっととした博多人形宇宙服を着たやつ数体で、その足元にカブトガニ博多人形が何体も水に沈んでいるという謎の構図で展示だ

池を別の星と見立て作品なのだろうか

意図がよくわからなかった

誰の作品タイトルはこうという案内もしてくれたらいいのに

30度を超す日差しの下で見るよくわからない作品群は本当に悪夢みたいに思えた

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