そもそもなぜ、田口容疑者は4630万円が誤送金されたと知りながら、こうした行為に及んだのでしょうか。
FNNの取材で、田口容疑者が主張する動機の一部が明らかになりました。
「阿武町は誤送金が起きてから3回、田口容疑者に直接会い、返金を求めました。しかし、町側のとったある対応に、田口容疑者は不満を抱き“町に打撃を与えてやろう”と、更に金を引き出していったということです」
◆田口容疑者(4月21日 町の職員とのやりとり、取材にもとづく)
「何なんだ、あなたは」
誤送金から7日。
全く返金されないことを受けて、阿武町の副町長と担当者が田口容疑者の職場に直接出向き、返金を求めたといいます。
◆田口容疑者(4月21日 町の職員とのやりとり、取材にもとづく)
「副町長は『今から銀行連れていっていいですか』って、やっぱおかしいじゃないですか」
「もう、許せなかったんですよ。打撃を与えてやろう、って思った部分も正直ありました」
「なにやってやろう。なにをしてやろう」
「もう判断できんかったですね」
「お金を元通りにしました、許してくださいって、僕はもう言うつもりはない」
「僕が悪い。法を犯した僕が悪いです。なので罪はもちろん償います」
田口容疑者は、自分が返金しないのは阿武町の対応のせいだと訴えていました。https://news.yahoo.co.jp/articles/a2e8ee8617951bc50ac27d44d72b638b62ff147e
「連れて行っていいですか」がアカンかったのか