2022-01-06

ボーカロイドあくまでも新しい楽器であって、 (少なくとも現時点では) 歌手として見ると出来が悪いと私は考えている。

ボカロ曲という新しいジャンルを生じさせたのは功績ではあるが、逆に言えば既存ジャンルボーカロイドが馴染まなかったことの証明ともいえる。

ここでボーカロイドには葛藤が生じる。

ボカロ曲というジャンルの中で活用やすいように発展するか、人の歌声に近づくことを目指すかという選択肢が生じるからだ。

私の予想では人の歌声に近づける方向に発展すると思う。

それに伴ってボカロ曲というジャンルは縮小するだろう。

ボカロに歌わせるロックボカロに歌わせたポップスボカロが歌うクラシックになっていき、ボカロ曲という分類では語られなくなるだろう。

AI の発展は著しく、機械音声と人の声の間の中途半端状態を維持するのはかえって難しいように思われるからだ。

現代におけるボーカロイドに対する感覚というのは現代に生きる我々にしか感じられないものだ。

時代の徒花だからこそ、同じ時代に生きた我々が覚えておきたいと思うのだ。

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